当院で透析診療を開始するにあたって、透析センターの前に腎を付けて「腎・透析センター」としたのは、単に透析療法にとどまらず、シャント治療(手術・PTA)さらには腎移植まで、腎不全医療を包括的に手掛けたいとの想いからです。
透析患者数は今でもなお増加の一途を辿り、より一層質の高い透析が求められている一方で、シャントを専門的に治療できる施設はあまり存在しないのが現状です。また、腎移植は今や一般医療ですが、栃木県内ではここ数年自治医大でしか実施されていません。こうした透析・シャント・腎移植という腎不全医療全般を腎不全患者さんに最高レベルで提供していける施設を目指して、スタッフ一丸となって取り組んでまいります。